ホーム > 学部・学科・大学院 > 地域づくりコース 教育目標

地域づくりコース 教育目標

養成する人材像

 地域の人々と緊密なコミュニケーションをとりながら、地域の見落とされている価値を見出し、地域の価値を生かした事業を粘り強く継続し、長期的に地域が直面する課題に自分独自の解答を見出すことができる「地域で生きる自立型人材」を育成する。

ディプロマ・ポリシー

 ゴールである「地域で生きる自立型人材」をめざして、次の能力を修得し、定められた年限在学し、所定の単位を修得した者に学士(地域政策学)の学位を授与します。

1.知識・理解
(1)地域課題が起こるメカニズムを、社会学や経済学などの社会科学系の科目を中心に、体系的に理解することができる。
(2)地域が保有するさまざまな資源を、自然科学的な視点、社会学的な視点、人文学的な視点からとらえることができる。

2.思考・判断
(1)地域が保有する資源(社会関係資本、自然資源、歴史文化資源等)を、社会経済情勢や持続可能な観点から評価することができる。
(2)地域が抱える問題に対し、地域の状況や保有する資源の価値を整理した上で、地域資源を活用した問題解決策を構想することができる。

3.態度・実践
(1)地域社会が抱える問題の解決に向けたプロジェクトを、学生同士や地域のさまざまなステークホルダー、地域住民と協力・協働しながら、率先して企画・立案・実行することができる。

4.技能・技術
(1)地域資源について、ヒアリングや統計を用いて分析することができる。
(2)プロジェクトで取り組んだ成果を、コンペやシンポジウム等で分かりやすく発信することができる。

カリキュラム・ポリシー

 地域づくりコースが掲げるディプロマ・ポリシーに示す能力を身につけることができるよう、つぎの基本的な考え方で教育課程を編成します。

教育課程編成の考え方


1.基礎教養科目群
(1)「専門基礎科目群」及び「専門科目群」を履修するための基礎的な知識を幅広く修得するとともに、地域の見落とされている価値や資源を再発見するために必要な「視野の広さ」を身につけることを目的として、1年次を中心に社会科学・人文科学・自然科学の「一般教養科目」を配置します。また、情報・統計の基礎を学修するための「情報・統計科目」、外国語の活用能力を高め、多様性を尊重する態度を養うための「語学・多文化理解科目」を、それぞれ配置します。

2.専門基礎科目群
(1)地域社会の特性と課題について理解を深め、課題について考察する際の基本的な知識や理論・調査手法・国際的な視野を身につけることを目的として、1年次から2年次を中心に、学科共通科目として「学科コア科目」「リサーチ科目」「国際理解科目」「実習科目」を配置します。
(2)1年次に、少人数単位で開講する「地域づくり基礎演習」を必修科目として配置し、地域の様々な資源(社会関係資本、自然資本、歴史文化資源等)を分析するための基礎的な手法を理解するとともに、自分の考えをまとめ、発表し、議論する基礎的な素養を身につけます。
(3)地域を総合的な視点からとらえる考え方を学び、地域資源がもつ価値やその活用方法に関する基礎的な知識を修得するための科目を、地域づくりコースの「コア領域科目」として配置します。また、「コア領域科目」と併せて履修を推奨する科目を、「関連領域科目」として配置します。

3.専門科目群
(1)「専門基礎科目群」と同様、2年次から4年次に、地域づくりコースの「コア領域科目」及び「関連領域科目」を配置し、体系的な学修を通じて、地域が保有する未発見資源の評価・活用方法に関する高度な専門知識を確実に身につけます。
(2)2年次から3年次に、現実に社会が直面している問題をテーマとする「地域プロジェクト研究」を必修科目として配置し、プロジェクトの企画・立案・実行の流れを理解するとともに、それぞれのテーマに関する高度で実践的な専門知識を身につけます。また、4年次には、高度な専門知識を活用して、卒業研究に関わる調査・研究を遂行します。

学習内容及び学習方法


(1)一般教養や、地域の様々な資源の評価・活用方法に関する基礎・専門知識を修得するために、映像や文献等を活用した講義形式の科目を履修します。

(2)地域の課題発見や見落とされている地域資源の発掘など、地域における実践力を身につけるために、県内企業や個性的な活動をしている県内外の団体などをフィールドとした実習・演習科目を履修します。

(3)地域と協力、協働しながら、率先して地域課題の解決に取り組む「自立」した能力を身につけるために、すべての学年で演習などの少人数制の科目を必ず履修します。

アドミッション・ポリシー

 地域づくりコースのアドミッション・ポリシーはコチラから