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2019『1泊2日模擬研究』開催しました

平成28年度から取り組み始めた参加型学習『1泊2日模擬研究』を、今年度も8月17日・18日の2日間にわたって開催しました。
島根、広島、岡山、愛媛、兵庫、徳島と様々な地域から集まった18名の高校生が3チームに分かれ、「多文化共生について考えよう!」というテーマで、地域の外国人の方々が暮らしやすい街にするためにはどうすれば良いか、課題発見から政策立案までのプロセスを体験してもらいました。

8/17(土)15:00~17:25 オリエンテーション・グループ分け

まずはアイスブレイクを兼ねて自己紹介です。今回の模擬研究に参加しようと思ったきっかけや抱負について語ってもらいました。
開始早々、まだ皆さん表情が硬いです。

自己紹介1 自己紹介2

自己紹介3 自己紹介4

本日チューターを務める本学教員の岩本教授、赤坂教授、島田准教授と事務局から2日間の流れ・注意事項等説明を受け、いよいよ模擬研究スタートです。

オリエンテーション1 オリエンテーション2

オリエンテーション3 オリエンテーション4

8/17(土)17:25~18:45 事前課題発表&グループディスカッション

まず、事前課題の発表です。
参加者には以下の事前課題を課していました。

~事前課題~
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以下の2点について、A4用紙1枚程度のレポート(レジュメ形式でも構いません)を作成し、当日、持参してください。
必要に応じて、インターネットや書籍等でも調べて、できるだけ、具体的な内容としてください。
当日、グループワークに入る前に、各自、上記レポートを発表していただきます。
なお、この『1泊2日模擬研究』においては、「多文化共生」を、「国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的ちがいを認めあい、対等な関係を築こうとしながら、共に生きていくこと」と定義します。 
 
①地方自治体は、多文化共生のためにどのような具体的な取り組みを行っていますか。その取り組みが、いかなる「課題」に対処するためのものであるかについても明記してください。
*ここでの「地方自治体」は、参加者の地元自治体でもよいですし、その他の自治体でも構いません。

②あなたは、①の取り組みをどのように評価しますか。その理由も明記してください。
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各自、多文化共生について、しっかりと考えてきていました。

事前課題発表1 事前課題発表2

事前課題発表3 事前課題発表4

グループディスカッション1 グループディスカッション2

グループディスカッション3 グループディスカッション4

8/17(土)18:45~19:15 夕食

グループディスカッションが一区切りついたところで、夕食タイムです。
このあたりから皆さん、徐々に打ち解けてきたように見えます。

夕食1 夕食2

8/17(土)19:15~21:30 グループ研究

夕食後は引き続きグループに分かれての研究です。明日の発表に向け、企画の絞り込みに入ります。
積極的に先生に質問をしたり、席を立って黒板に書き込みをしながら議論したりと、それぞれが真剣に課題に取り組んでいました。

グループ研究1 グループ研究2

8/18(日)9:00~11:00 発表準備

本学交流センターの宿泊施設で1泊し、朝食を済ませたら2日間のまとめに入ります。
発表原稿の読み合わせをしたり、プレゼン資料を最後まで手直ししたりと、みなさんの「本気」が伝わってきます。

8/18(日)11:00~12:30 グループ発表・講評

まずはA班「グループA」の発表です。
《外国人と充実した生活をするために》と題し、労働関係の課題を示した後に、地域で外国人を取り込める行事を増やして交流を深めたり、多言語に対応した翻訳サービスの普及を提言してくれました。

A班1 A班2

次はB班「チームS」の発表です。
《多文化共生推進政策》と題して「外国人労働者問題の解決」に焦点を当てました。行政ホームページの多言語化や、外国人労働者を雇用している企業に対する行政によるサポートの必要性を提言してくれました。

B班1 B班2

B班3 B班4

最後はC版「チーム北木組」の発表です。
《言語の壁を越えて》と題して、官民協働のウェブを使った「遠隔授業」の創設を提言し、地域で生活している外国人の日本語教育・生活支援に注目しました。また、やさしい日本語を使った全市民参加型の触れ合いの場の企画も提言してくれました。

C班1 C班2

C班3 C班4


【教員からのコメント】
・「木を見て森を見ず」にならないように、幅広い視点を意識しつつ、何が一番問題なのか視点に優先順位をつけて解決策を考えていきましょう!
・「課題解決型学習」と「教科学習」はクルマの両輪。ともにバランスよく勉強しましょう!
・とくに課題解決策を模索する上でモチベーションが上がった教科はどんどん実力がつきますので、さらに頑張りましょう!
・また課題解決策を考えていく上で自分に不足しているな…と感じた教科は、意識して努力しましょう!

講評1 講評2

講評3 講評4

2日間のプログラムを終え、「やりきった!」という達成感を味わいながら、このメンバーで食べる最後の食事です。
2日間同じテーマに真剣に向き合ったことでとても仲良くなった様子で、模擬研究を通して普段会話する機会がない
他校生との絆が芽生えたことが窺えました。
これからの受験に向けて、この絆が学習のモチベーションになってくれることを願っています。
参加していただいたみなさん、ありがとうございました!

集合写真