保健管理センター長のひとこと(2018年3月)

ワクワクするちょっとハイテンションな気持ち

2018/3/16

保健管理センター長の一言【ワクワクするちょっとハイテンションな気持ち】

  「千葉ジェッツふなばし」。千葉県船橋市をホームタウンとするプロバスケットボールチームであり、今年1月には天皇杯二連覇を達成した強豪です。野球の「阪神タイガース」、サッカーの「浦和レッズ」、バスケットボールの「千葉ジェッツふなばし」と言われるほどの熱い熱い人気球団です。私は以前から、この球団の独特な方針・理念に興味を持っていました。目標は「優勝することではなく(もちろん、できればそれに越したことはないが)、千葉ジェッツを取り巻くすべての人たちと共にハッピーになる」ことだと代表取締役社長・島田慎二氏は言っています(以下千葉ジェッツとします)。3年前に、元島根スサノオマジックヘッドコーチであったジェリコ・パブリセビッチ氏がヘッドコーチに就任され(現在は大野篤史ヘッドコーチ)、昨シーズンから以前島根スサノオマジック在籍していたマイケル・パーカー選手が加入したこともあって、私は現在千葉ジェッツのブースタークラブに入会しています。
 先日、千葉ジェッツが米子市と安来市で島根スサノオマジックと対戦しました。千葉ジェッツベンチになるべく近いゴール下の席を確保して観戦しました。千葉ジェッツの特徴は、近代バスケットを象徴するようなタイトなディフェンスから速攻で相手を崩すトランジションオフェンスです。そのため、観ていてとても楽しいバスケットです。先日の天皇杯決勝では、戦前は対戦相手の「シーホース三河」有利と言われていましたが、自慢のトランジションオフェンスが爆発して、第3Qで一気に勝負をつけました。島根スサノオマジックとの2試合でも、初めから千葉ジェッツの選手はよく走り、トランジションオフェンスを発揮して島根スサノオマジックにつけ入る隙を与えませんでした。さらに富樫勇樹選手を初めとするタレント揃いの選手たちのプレーに魅せられました。今回はマイケル・パーカー選手の凱旋試合という意味もあり、私だけでなくパーカー選手のファンにとっては待ち遠しく、楽しみな試合でした。パーカー選手はバスケットIQの高い選手であることはバスケットボールファンなら誰でも知っていますが、試合中はよく走り、様々な局面で活躍して、千葉ジェッツの二連勝に貢献しました。二試合目は試合後にヒーローインタビューを受けていました。今回はパーカー選手の応援Tシャツにサインをしてもらおうと思っていましたが、試合前の練習時にしてもらうことができてうれしかったです。私はパーカー選手がbjリーグのライジング福岡在籍のときからのファンで、会場で会うとお互いに「Hello!」と声を掛け合っています。
 NK細胞という自然免疫の中枢を担うリンパ球があります。この細胞は体の中をパトロールするおまわりさんみたいな存在で、パトロール中に悪さをするウイルスや細菌、さらにがん細胞を見つけるとやっつけてくれます。簡単に言うとNK細胞の働きが悪いと、ウイルス・細菌に感染しやすくなったり、がんに罹りやすくなります。最近では、がん患者さんから採血した血液を専用の遠心分離機にかけ、遠心分離したNK細胞を含むリンパ球にサイトカインなどの薬剤で強力な刺激を加え、培養活性化したNK細胞を点滴で患者さんの体内に戻す療法も注目されています。したがって、NK細胞の活性を日ごろから高めるようにすることはとても大切です。NK細胞は大声を出して笑うと活性が高まる(愛想笑いでもいい)ことが科学的に証明されています。また、自分の好きなことや楽しいことに出会うとき、小学校の遠足の前日におやつを買いに行くときのような気持ちになったり、大好きなアーティストのコンサートに出かける前の気分などちょっとハイテンションなときにNK細胞の活性は亢進します。こんな気持ちを日常的に持ち続けることができれば、精神的な健康を保つことができるのではないかと思います。
 今シーズン、千葉ジェッツが天皇杯に続き、Bリーグ制覇の二冠を達成してくれることを願いっています。それより、このチームを応援する(試合のリアルタイム配信や見逃し配信で観戦して)ことで楽しみ、ワクワクした気持ちになることで元気をもらい、健康を維持できるのではないかと考えています。ゴールデンウイーク明けから始まるクォーターファイナル、セミファイナル、ファイナルに向けてこれからより一層白熱した戦いが続きます。NK細胞の活性もさらに高まることと思います。

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写真1. マイケル・パーカー選手と撮影。
写真2. ギャビン・エドワード選手、マイケル・パーカー選手と撮影。
写真3. 富樫勇樹選手と撮影。
写真4, 5. レイアップシュートをするマイケル・パーカー選手
写真6. 試合後のヒーローインタビュー。

 

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