「priceless」


2018/8/27

保健管理センター長の一言【priceless】

 GW前に義母が月初めにすぐにラインで送られてきたビデオが見えにくくなると言い出しました。母は3年前のGWに孫とラインするためにスマホを購入しています。ドコモに問い合わせてみたら、予想はしていましたが母の契約しているGB数が少ないためでした。そこで私たち家族のシェアパックに入れるように、ドコモショップで契約しました。その際にGW中にNTTドコモ光wifiを契約すると工事費(18,000円)が無料というキャンペーンがありました。義姉にも相談したら、すぐに契約してくれとのことでしたので契約しました。後日、プロバイダーへの申し込み、開通後の設定方法に加えて、お願いしていたYouTubeやYahoo Japanの見方などについてNTTドコモの方が家まで来て教えて下さいました。
 妻は時々、実家に帰ったときに母がwifiを介して上手くスマホを使えていると言っていましたし、母本人からもYouTubeで美空ひばりさんを初めとするいろんな歌手の歌が聞けておもしろいと連絡がありました。盆休みに帰ってみたら、母は私よりも上手にYouTubeを使いこなしていて、歌だけでなく様々な動画も見ていました。懐メロなどは聞きながら歌っていました。クロスワードパズルをするときには、分からないときには以前はスマホの辞書機能を使っていたようですが、今ではYahoo Japanで検索しているようです。
 話は変わりますが、今年の5月に西城秀樹さんがお亡くなりになりましたが、妻が若い時から西城さんのファンでしたので、亡くなられてからよくYouTubeで西城さんの歌を聞いています。日本の歌謡曲が元気で、ヒット曲を国民が共有していたころの大スターです。派手なアクションとハスキーな歌声にファンならずとも魅せられました。聞いていて本当に懐かしい気持ちになります。そのうちに西城さんの執筆された「ありのままに 「三度目の人生」を生きる」という書籍を購入することになりアマゾンで調べてみました。中古品から新品までいろいろありましたが、新品を購入しました(定価の3倍でした)(写真1)。妻、私、母の三人で読みましたから定価の3倍でも十分です。妻は到着後にブックカバーをかけて大切に持っています。
 東北大学名誉教授・近藤正二先生が執筆された「日本の長寿村短命村」という書籍があります(1972年6月27日初版発行)。近藤先生は1935年から36年かけて、北海道から沖縄の八重山諸島に至るまでの全国津々浦々990か所を自ら出向いて調査を行い、長寿、短命の分かれ道は食生活であることを詳しく述べておられます。現在では近藤先生の報告された内容の正しさが科学的に証明され、近藤先生が辿り着かれた「長寿の秘密」は、医学や栄養学が進歩した現在、改めてその評価が見直されています。この本が出雲中央図書館に保管してありましたので借用して見ましたが、とても素晴らしく感激しました。もちろん現在ではこの本は絶版となっています。古本でもと思い得意のアマゾン検索してみたら、「中古品の出品:2 ¥ 39,370より」でした。それでもあきらめきれなかったので、藁をも掴む思いでいろいろ探してみましたら、この本がひょっとしたら某所にあるのではないかと気づきました。問い合わせたところ、探してみてくれるということでした。後日メールがあり1983年12月15日13版発行(定価780円)が保管してあるので送ってくださるとのことでした。ヤマト運輸で送られてきましたので、届く日の朝に配達前にヤマト運輸出雲高岡センターまで取りにいきました(写真2)。
 priceless(プライスレス)という言葉があります。英和辞典で調べると、「値踏みのできない、きわめて貴重な。」などと記載されています。priceless ticket(写真3)なんて言うと分かりやすいと思います。ここに記載しましたささやかな日常生活はお金では買えないpricelessだと思います。pricelessな思いや体験は代謝と長寿に関係した遺伝子をいい方向に発現させてくれることが明らかとなっています。正しい食生活とともにpricelessな生活も大切だと思います。

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写真1                             写真2

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写真3