令和時代のスポーツ観戦


2019/6/24

保健管理センター長の一言【令和時代のスポーツ観戦】 

 先日、京セラドーム大阪(写真1)でセ・パ交流戦・オリックスバファローズ vs 阪神タイガース戦を観戦しました(写真2)。球場に着くやいなや、京セラドーム大阪の新定番「toribo(トリボー)」をつまみに生ビールを飲み始めました。いいですね!ビールを飲みながらの生の野球観戦は。打者、ランナーの数、カウント、得点差、何回であるかなどにより、一球ごとに野手の守備位置が変わるのがわかります。この何とも言えない臨場感、本当におもしろいです。この日は阪神の先発・岩田が5回まで粘りの投球、6回表に阪神が1点を勝ち越す(2-1)と6回7回は小刻みな投手リレーで8回裏はセットアッパー・藤川球児に繋ぎました(写真3)。ご存知のように大リーグに行く前は、藤川はクローザー(抑え)でした。全盛期のような球速は今はないですが、球の切れ・コントロールは全盛期と変わらないいやよくなっているような感じでした。9回にはクローザー・ドリスが登場しましたが、自らのミスでオリックスにサヨナラ負けを喫しました(3x-2)。6回表に阪神が勝ち越した時点で、ビールは2杯目になっていました。
 今年の交流戦もパリーグが勝ち越しました。私はネット配信でも、パリーグの試合はめったに観ないですが、指名代打制採用で投手・野手ともに技術が向上したのではないのかと感じています。これが近代野球の一つの特徴だと思います。今回、観戦したオリックスにも知らなかったですが(私だけかもしれませんが)、いい投手・野手がたくさんいました。以前はセリーグに比べてパリーグは人気がなかったですが、最近ではパリーグのホームタウンが全国にばらけて、地域密着型球団となり人気・野球のおもしろさはセリーグを超えるのではないかとされています。しかしながら、セリーグ野球がつまらなくなったと言っているわけではないです。私はめったに生の野球観戦はしない(できない)ですが、球場での野球観戦は勝敗は別として、スタジアムでしか味わえない一体感を野球を知らない人でも知っている人でも、観客すべてが感じて楽しむようになってきていると思うようになりました。そんな工夫がスタジアムで見られるようになりました。さらに、野球のエリートたちが真剣勝負をする夢舞台です。見応えがあって当たり前だと思います。
 私はスポーツ観戦が好きです。野球は阪神タイガース、バスケットボールは千葉ジェッツふなばしのファンです(ファンクラブ会員にも毎年なっています)。野球ではWBC、バスケットボールはワールドカップ、オリンピック出場などの際に代表チームが編成されます。野球の場合はWBC参加は当たり前ですが、バスケットボールのワールドカップ出場、東京オリンピック出場決定の際には、かなり話題になりました。最近では、八村塁選手のNBA1巡目指名などで盛り上がりました。しかし、私は、変だと言われるかもしれませんが、日本代表チームが好成績を挙げたり挙げなかったりにあまり興味がないです。自分の応援するチームの選手が代表に選ばれて、不幸にも怪我などをすることのほうが心配です。阪神タイガース・千葉ジェッツの試合結果に一喜一憂しながらテレビやDAZN観戦し、機会があればアリーナに観戦に行き楽しむ。これが私のスポーツ観戦の基本です。こんな話があります。2018年AFC(アジアサッカー連盟)チャンピオンズリーグは鹿島アントラーズが優勝しました。決勝戦のアウェー戦(テヘラン)には鹿島アントラーズのサポーターがかなり現地に行きましたが、その数は日本代表の試合が外国で行われるときよりも多かったようです。この話はよく理解できます。地域があり、そこにスポーツチームがあり、住民に愛され応援される。私はこれが本来のスポーツ観戦で、地域密着型のスポーツで、スポーツを愛する原点ではないかと思います。
 令和の時代になり、スポーツ観戦の持つ意味も変わりつつあるように感じています。
写真1
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写真2
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写真3
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