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新型コロナウイルス感染対策の徹底・確認(保健管理センターより)

学生の皆さまへ

保健管理センター    
秦 幸吉、福島 加菜美

 11月20日にメールで、12月3日にはホームページで11月21日~23日の3連休での人の移動により、全国的に新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019; COVID-19)が拡大すると懸念していましたが、まさにその通りになってきました。最近、出雲市内の病院・大学でも新型コロナウイルス感染者が報告されています。さらに昨日(12月14日)、安来市、出雲市で1例ずつの新規感染者が認められました。どのケースでも現在のところ、どのようにしてウイルスが持ち込まれたかは定かではないです。おそらく、11月3連休の人の移動の活発化により山陰地区にウイルスが持ち込まれたと考えても不思議ではないです。このような状況は全国どこでも起きていると考えられ、無症状や軽症の感染者が検査前に水面下で感染を広げ、職場や大学、地域のコミュニティーなどでの多様なクラスターを生み出している可能性があります。したがって、新型コロナウイルスは市中感染の蔓延(まんえん)期に差し掛かっていると思われ、接触機会削減が大切と考えられます。

 大都市圏の繁華街が感染の中心だった第2波に比べて、第3波はクラスターが多様化し、地方でも急激に感染拡大するのが特徴とされています。この現象について、東邦大学の舘田一博教授(感染症学)は「症状がほとんどない若い人たちの間で広がっているのではないか。彼らがウイルスを持ったまま動き回り、若い人同士でぐるぐるとつながって見えにくいクラスターが起きている。発生源を特定しづらく、コントロールが難しい。」と説明しておられます。最近、各大学でクラスター発生が報告されていますが、納得できると思います。

 これまでメール・ホームページ上で3密+大声の回避、飲酒を伴う会食の自粛(ときには禁止)、フィジカルディスタンスの確保、接触機会の削減、マスクの着用、手洗い・うがいの励行など基本対策を説明してきました。またかと感じた方もいるかもしれません。しかし、それが自然と疎かになっているから、全国的に新型コロナウイルスの市中感染蔓延となっているのではないでしょうか。

 クリスマス、忘年会、新年会、成人式などの時期になり仲間同士での会食を企画している方もおられると思います。COVID-19を他人事として考えないで、自分事として捉え、意識して下さい。おそらく、「健康チェック表」にしたがって毎日の健康チェックをすることは習慣になっているはずです。ほんの少しでも体調に異変を感じたら、企画に参加しないで下さい。また、基本対策を満たしていないと考えたら、企画を中止する決断をして下さい。一人一人の行動が大切な時期になっていると思います。新型コロナウイルス感染症対策分科会からの 「忘年会・新年会・成人式等及び帰省についての提言 」 (pdf)PDFを添付します。しっかりご覧下さい。