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看護学研究科教員を対象に令和4年度第2回FD研修会を開催しました

 2022年10月29日(土)午後開催の第10回看護学研究科セミナーにおいて、金井一薫先生(徳島文理大学大学院看護学研究科教授・ナイチンゲール研究所所長)による「ナイチンゲール看護思想を通して現代看護学の課題を考える」と題した講演がありました。講演の後に金井先生と看護学研究科の教員でFD研修会を開催し、「講演を聞いて、大学院教育に活かしたいこと・役立てたいこと」についてディスカッションをしました。金井講師写真

 看護学研究科の教員からは、「看護の実践に理論を活用できる人材を育成したいと改めて感じた」「看護研究の考察において社会学や心理学の理論で考察することが多い。結果がフィットする理論が看護学にないと言ってしまってはおしまい。ないのではなくて広い視野で探していくことや自分が構築していくような気概をもって研究することが必要と思った」等の意見がでました。
 金井先生からは、「看護を学問的な体系にしようと努力すること、本気で先をみて評価・検証していくことを継承してくれる人を望む」「ナイチンゲール思想ではない目的論、対象論、方法論をつくってくれる人がいると面白いと思う」「看護の分野に他分野の人が入ってくることで看護学が発展していく」等々、看護学の将来への向けての話を沢山聞くことができました。 
 金井先生の看護学に対する情熱的な話に、教員一同大きな刺激を受ける研修会となりました。

 会場の様子