看護栄養学部 学部長メッセージ

梶谷先生 

 自ら考え行動できる視野の広い専門職業人を育成します。

 私たちの学部は,平成24年度に看護学部看護学科を,そして平成30年度に健康栄養学科が加わり看護栄養学部となりました。看護栄養学部がめざす育成する人材像は,「自ら考え行動できる視野の広い専門職業人」です。

 一人ひとりの生活の状況,価値観や健康に対する考え方は多様です。加えて少子高齢化,人口減少,経済の停滞等,私たちはこれまでにない課題と向き合っています。人々の多様なニーズに応え,質の高いケアの提供を目指す地域包括ケア時代の医療専門職には,高い専門性の獲得とともに多職種で連携・協働できる力が求められています。看護栄養学部の教育課程には,島根県内をフィールドとする「島根の地域医療」をはじめ,地域を基盤に実践力や連携力を学ぶことができる科目を設けています。

 また新型コロナウィルス感染症との戦いの中で,私たちは新たな生活様式を体得することを求められました。医療専門職は,多くの情報の中から確かなエビデンス(科学的根拠)に基づいた的確かつ総合的な判断と実践を重ねています。感染対策のためにチームや組織としての統一された専門的な行動規範を確立するとともに,専門職として一人ひとりが自律的に行動できることを求められています。

 看護栄養学部は,専門的な知識・技術の獲得と蓄積さらに練磨を支援することはもとより,人間関係を形成する力,そして科学的かつ倫理的な判断に基づいて実践する力,課題解決に向けて探究する力を育成します。

 学生の皆さんの学習活動や学生生活を力強く支えてくれる教員や職員が,四季の彩り豊かな出雲キャンパスで待っています。自らを高め医療専門職になることをめざす多くの皆さんと,ともに学び合える機会が持てることを心待ちにしています。

看護栄養学部長 梶谷 みゆき