看護学科長メッセージ

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 日本医療を取り巻く環境は大きく変化し、すべての人が住み慣れた地域で安心して生活できる、そんな地域包括ケアシステムの整備が進められています。また、2020年は新たな感染症の脅威に全世界がさらされ、看護職の役割と重要性がますます見直されました。社会の様々な変化に合わせて、人々の健康ニーズは多様化かつ複雑化しています。看護は、どのような社会にあっても、人への優しい気持ちと豊かな人間性を基盤に、高度な専門知識と技術を身につけ、さらに多職種と連携協働できる力を備えていることが求められます。
 本学の教育課程の特徴は、地域に根差した教育にあります。家庭訪問実習や離島・中山間地域でのフィールドワークを通して、看護の対象者を生活者の視点でとらえることや地域の健康課題について学びます。また、災害看護や臨地実習を通して、高度な先端医療の看護についても学びます。皆さんが将来、看護職として、人々の健康と幸せを守る仕事に就くために必要な学びが本学にあります。縁結びの神様、出雲大社のあるこの出雲で、皆さんと一緒に看護について語り、学びを深めるご縁があることを期待しています。

看護学科長  高橋 恵美子(たかはし えみこ)