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高大連携講座の概要(平成24年度)

松江北・松江南・松江東高等学校、松江市立女子高等学校 【看護学志望者セミナー】 

 私が考える看護という仕事-精神障がい者の自立支援をとおして-

■開催日時:6月9日(土) 10:05~10:55
■担当教員:石橋照子(看護学部 教授)
■参加者数:生徒67名(2~3年生)、教員5名

 県内高校生が講義や実技を体験することで看護や医療に対する理解を深め、学習意欲の向上につなげていただくとともに、これからの島根県の地域医療を支える一員になっていただくことを願い、松江市内の高校と共催で「看護学志望者セミナー」を開催しました。
 ミニ講義では「私が考える看護という仕事」をテーマに講義をし、オレムのセルフケア看護論などの看護理論に触れました。
 参加した生徒からは、「看護は単に看病するだけではなく心のケアの責任も重大だということがわかった。やりがいのある職業だと思った」などの感想がありました。

講義の様子

開星高等学校、開星中学校

看護の“技”基礎講座「身体を動かす技」

■開催日時:7月14日(土) 10:00~11:30
■担当教員:松本亥智江(看護学部 准教授)
■参加者数:生徒15名(高校2年生13名、中学3年生2名)、教員1名

 身体の構造、身体の動きなどの基礎的知識について講義をした後、実際に自分の身体や相手の身体を動かしてみることで身体を動かすメカニズムを体験的に学習しました。
 生徒の皆さんは熱心に講義に受け、体験には興味をもって参加していました。基本的なメカニズムを理解することが、援助の基本となるということの理解を深めることができたようでした。

 松江市立女子高等学校

 小さな町の暮らしに学ぶ看護学

■開催日時:7月19日(木) 13:45~15:15
■担当教員:伊藤智子(看護学部 准教授)
■参加者数:生徒30名(1~3年生)

 島根県の中山間地域で暮らす高齢者の暮らしや思いを紹介しながらそれを支える地域包括ケアについて講義しました。
 参加した生徒は熱心に講義を受け、講義終了後に「看護の仕事のやりがいは何か」「老年看護学は4年間でどのような学習をするのか」といった質問を受けました。

松江東高等学校(第1回)

 感染予防にいかす知識と技術

■開催日時:7月24日(火) 13:40~14:50
■担当教員:吉川洋子(看護学部長/教授)
■参加者数:生徒15名(2年生12名、1年生3名)、教員1名

 感染予防にいかす知識と技術について講義を行いました。途中、手洗いの評価をする体験型学習を行い、生徒の皆さんは単に講義を受けるだけではなく、体験をして楽しみながら学ぶことができたようでした。
 参加者からは「看護への関心が高まった」という感想や、「将来の看護師の需要について」「看護学部の男子学生の割合」など幅広く質問がありました。

講義の様子 手洗いの評価の体験

三刀屋高等学校(第1回)

小さな町の暮らしに学ぶ看護学 

■開催日時:7月24日(火) 15:30~16:30
■担当教員:伊藤智子(看護学部 准教授)
■参加者数:生徒10名(1~3年生)

 島根県の中山間地域で暮らす高齢者の暮らしや思いを紹介しながらそれを支える地域包括ケアについて講義しました。
 参加した生徒は熱心に講義を受け、講義終了後「老年看護学は4年間でどのような学習をするのか」「入学前の学習としてやっておくべきことは何か」といった質問を受けました。

松江東高等学校(第2回)

ベビーサイエンスと新生児の看護

■開催日時:7月25日(水) 13:40~14:50
■担当教員:長島玲子(看護学部 准教授)
■参加者数:生徒26名(1~2年生)、教員1名

 生後間もない新生児の能力やその根拠となる研究結果を紹介しながら、新生児の看護について講義しました。新生児モデルを用いた演習では、参加した生徒みんなが優しい表情で新生児モデルの抱っこ体験をしていました。
 参加者からは「看護師や助産師に関心をもった」「小さいいのちや弱いいのちを守りたい」「新生児のイメージが変わった」などの感想が寄せられました。

隠岐島前高等学校 【出雲キャンパスタウンミーティング in 島前】

やっぱり私は看護が好き 

■開催日時:9月1日(土) 13:30~14:00
■担当教員:梶谷みゆき(看護学部 教授)
■参加者数:生徒10名(1~3年生)、保護者2名、教員1名

 9月1日に隠岐の菱浦公民館(海士町)にて開催した『タウンミーティング』の一環として、隠岐島前高校の生徒を対象に出前講座を行いました。
 「やっぱり私は看護が好き」というテーマで看護師の仕事について、これまで体験した看護場面などを交えて講演しました。
 
講座の様子 講座の様子

大社高等学校

認知症の理解と関わり手に求められる視点 

■開催日時:9月18日(火) 13:30~15:00
■担当教員:梶谷みゆき(看護学部 教授)
■参加者数:生徒64名(2年生)、教員1名

 認知症の病態や治療の概略、認知症患者の体験世界と暮らしにくさなどを説明し、患者や家族を支援するケア提供者や社会の人々がどのように関わると良いのかを参加した生徒に考えてもらいました。
 90分間の講義でしたが最後まで集中して講義を受け、終了後のレポートには「人は生きて老いていつかは死ぬのだけれど、その中でもし認知症になっても、良い人生だったと思えるような環境づくりが必要なのだと思った」「認知症になった人を支える家族が大変だと思っていたけれど、一番大変なのは本人なのだと感じ、関わる人はしっかりと本人に向き合うことが大切なのだと分かった」といった記述があり、伝えたかった内容は的確に捉えることができたようでした。

講義の様子 講義の様子

大田高等学校

人間関係を良くする自己表現 ~友人づくりに役立つスマイルトレーニング~ 

■開催日時:10月16日(火) 14:30~15:20、15:30~16:20
■担当教員:落合のり子(短期大学部専攻科:公衆衛生看護学専攻 准教授)
■参加者数:生徒43名(2年生)、教員2名

 パフォーマンスの構成要素として非言語表現の重要性を説明した後、自己表現能力テストや鏡を用いたスマイルトレーニング、感情シグナルのテストなどを行いました。参加した生徒のほとんどが、楽しそうに話を聞き、テストやトレーニングに関心をもったようでした。

浜田高等学校 

気づき:看護師は患者の異変にどのようにして気づくのか 

■開催日時:10月18日(木) 13:20~15:35
■担当教員:石橋照子(看護学部 教授)
■参加者数:生徒39名(1年生)、教員2名

 看護研究により明らかにした、看護師が患者さんの異変にどのようにして気づくのかといった内容を講義しました。専門的な内容であるため、1年生には難しいかなという心配していましたが、ロールプレイを交えて行い、生徒も積極的にディスカッションに加わり発言するなど興味をもつことができたようでした。

講義の様子

三刀屋高等学校(第2回)

 看護職にもとめられるもの

■開催日時:10月23日(火) 17:20~18:50
■担当教員:齋藤茂子(看護学部 教授)
■参加者数:生徒16名(1年生3名、2年生6名、3年生7名)

 具体的な例を示して保健師・助産師・看護師のそれぞれの専門性について講義をし、被虐待者の音楽活動を例に、社会問題への看護職の対応についても触れました。参加した生徒には、地域に学び、地域の良さを見つけること、地域の可能性を探ることで地域のおもしろさがわかると投げかけ、地域に関心をもってほしいとお願いをしました。
 講義の後の質疑の時間では、参加した生徒からたくさんの質問があり、終了後のアンケートには「将来、雲南で働きたい。」「将来、地域で働きたいと考えているが地域との関わりについても知ることができて良かった。」といった感想が寄せられました。

 講座の様子 積極的に質問をする参加者

益田高等学校 

私の考える看護という仕事 

■開催日時:11月15日(木) 13:00~14:30
■担当教員:石橋照子(看護学部 教授)
■参加者数:生徒16名(2年生)、教員1名

 精神障がい者の自立支援を通して、看護という仕事について考えてきたことを中心に講演しました。参加した生徒は問いかけにもきちんと応答し、熱心に講義を受けていました。
 講演後、「なぜ精神科の看護師を選んだのか」といった質問や「新鮮で、興味をもつことができた」「してあげることが良い看護だと思っていたが、自分でできるように支援することが重要だと分かった」などの感想が寄せられました。

講演の様子