保健管理センター長の一言コーナーを始めました
2016/1/7
島根県立大学の保健管理センター長をさせていただいています秦 幸吉です。皆さまご承知のこととは思いますが、保健管理センターの役割は学生・教職員の健康管理・健康教育への支援・指導であります。そこで今回、健康に関する情報を時々、発信しようと考え、このサイトを立ち上げました。
現代の日本人は明らかに糖質を摂り過ぎています。ドーナツ、チョコレート、アイスクリームなどのスイーツは欠かせない。ごはんを食べないと落ち着かない。コンビニ弁当、丼もの、カレーライス、チャーハンなどが好き。飲んだ後にはシメのラーメンやごはんが食べたくなる。このような食生活を続けているとから、内臓脂肪による肥満から、食後高血糖、高血圧、脂質異常が同時に起こるメタボリック症候群、そして糖尿病、動脈硬化、慢性腎臓病、心筋梗塞、脳卒中、ガン、認知症などの生活習慣病へとドミノ倒しのように次々と病気が襲ってきます。また、動悸、手足のしびれ、筋肉のこわばり、あるいは頭痛などの症状が出てきて、精神的にはイライラしたり、不安感が募ったり、恐怖心にかられることがあります。したがって、正しい食生活を普及させれば、自然と適正体重が保たれ、肥満になることはなく、糖代謝異常・糖尿病へのドミノが倒れず、生活習慣病は予防できると考えられます。これからは病気になってから治療するのではなく、どのようにして病気を日頃からの予防するのが大切であります。
私は健康は普段の生活習慣、特に食生活次第で如何様にもなると思っています。そこで、昨年、日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)認定のケトジェニックダイエットアドバイザーの資格を取得しました。このケトジェニックダイエット法は糖質をできるだけセーブして、タンパク質、食物繊維とミネラルを、通常よりもかなり多く摂るのが基本であります。このダイエット法は単なる痩身法ではなく、すべての生活習慣病の原因であると考えられている血糖値の乱高下を防ぎ、さらにアンチエイジングに関与する長寿遺伝子を活性化させ、元来人間が持っている本来のエネルギー回路であるケトン体回路をオンにして、体のエネルギー源をケトン体エネルギーにシフトさせ、人間を健康長寿、病気予防へ導く理想的なダイエットだと感じています。興味のある方は下記のサイトをご覧下さい。また、私に宛てへのケトジェニックダイエットに関する質問もメールにて受け付けます(下記のアドレスにお問い合わせ下さい)。
今後、ケトジェニックダイエットアドバイザーとして、また医師として健康に関する情報を不定期ではありますが、このサイトで発信していきますのでよろしくお願い申し上げます。
2016年1月7日
秦 幸吉
http://www.functionaldiet.org/(日本ファンクショナルダイエット協会HP)
【お問い合わせ先】
E-MAIL:hoken@izm.u-shimane.ac.jp