シニアケトジェニックダイエットアドバイザー
2016/8/2
保健管理センター長の一言 【シニアケトジェニックダイエットアドバイザー 】
日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)認定のシニアケトジェニックダイエットアドバイザー資格を取得しました。昨年の7月にJFDA認定のケトジェニックダイエットアドバイザーとなりました。その後9月、11月、今年1月、3月、5月にシニアケトジェニックアドバイザー養成講座(1)「ケトン体の生化学」、2)「代謝、糖尿病、肥満治療としてのケトジェニックダイエット」、3)「認知症予防、認知機能改善のためのケトジェニックダイエット」、4)「小児栄養とケトジェニックダイエット」、5)「ガン予防とケトジェニックダイエット」)を受講して、7月10日にシニアケトジェニックダイエットアドバイザー修了試験を受験しました。終了試験に合格したことは重要なことですが、それよりもそれぞれの講義内容がとても新鮮で毎回、興味深く拝聴できましたことがとても楽しかったです。どの講義も私が30年以上前、医学部の学生であったころには想像できなかった内容でした。各講義毎に内容をまとめて作成したサブノートはとても貴重で、今後、学生講義、日常診療などを行う際に参考になると思っています。
私は2011年6月22日(夏至)に腰部脊柱管狭窄症のため手術をしてもらいました。手術時間は8時間を超えました。術前には痛みのため30mくらい歩けるのがやっとでした。術後、リハビリが一通り終了したとき、主治医の先生から、重いものを急に持ち上げたりしないことなど腰に負担がかからないように気をつけること以外は特に注意することはないが、一番大事なことは「体重を増やさないこと。」と言われました。
その後、体重を増やさないにはどうしたらいいかと模索して、辿り着いたのが「ケトジェニックダイエット」でした。私のように腰に不安を抱える者にとって、このダイエット法は運動しなくても痩身できるのでとてもありがたいです。さらに、摂取カロリー制限はないということ(ただし無制限ではない)も特徴で続けやすいです。現在、体重を維持できているのはケトジェニックライフを継続しているお陰だと思います。また、医療従事者として自分自身が健康であるにはどのようにしたらよいかと、いつも思考するのは大切であると思っています。
私はケトジェニックダイエットを現在健康な方、興味のない方などに勧める気はないです。しかし、日本でも今後、糖尿病、認知症、心血管疾患、うつ病、ガンなどの疾患は増加すると予想されています。そんな中、健康長寿でありたいと思われている方には、ケトジェニックダイエットは一つのオプションとなり得ると思います。興味のある方はご連絡下さい。少しでもお役に立てれば幸いです。私自身はシニアケトジェニックダイエットアドバイザー取得は目標達成ではなく、ケトジェニックダイエットという健康法をさらに深く習得する過程であると捉えて、これからも最新の知見など多くを学んでゆきたいと思っています。
先日、鳥取県日野町の知り合いからいただいた採れたてのキューリとトマト、夏らしいケトジェニックな品(レッドチキンカレー、ゴーヤチャンプル)を提示します。
2016年8月2日
2016年8月2日