宇野重規教授による海士町での特別講演会

令和元年9月11日(水)、島根県立隠岐島前高等学校体育館を会場にして、東京大学社会科学研究所の宇野重規教授を講師に、「隠岐島前がもたらす未来の希望」と題して講演会を行いました。 

平成31年3月に公立大学法人島根県立大学は、島根県立隠岐島前高等学校、海士町、それぞれと包括的連携協定を締結したところですが、本講演会は両協定をもとにした取り組みの一環として開催されたものです。

当日は隠岐島前高等学校の全校生徒をはじめ、多くの地域住民の皆様にも聴講していただきました。講演会に先立って隠岐島前高等学校の井筒秀明校長、島根県立大学の清原正義学長がそれぞれ挨拶し、宇野重規教授の講演が始まりました。

 

宇野重規教授

講演の中で宇野教授は、「これからの社会がどのように変わるのか」その大前提として、次の3点をあげられました。

  1. 人口減少社会の到来
  2. AI(人工知能)・BI(ベーシックインカム)社会の到来
  3. 長寿化社会(「日本では2007年に生まれた子供の半数が107歳より長く生きる」という推計)の到来

これらを踏まえて、これからはどのように働き、そしてどのように生きるかについて、幅広い世代に対してわかりやすくお話をいただきました。時間の関係で、質疑応答の時間を少ししか取ることができませんでしたが、講演終了後に多くの生徒が宇  野教授を取り囲み、引き続き質疑応答をする姿があり、生徒には有意義な講演会となったようです。

講演会の様子

「東京大学社会科学研究所宇野重規教授による海士町での特別講演会」

  1. 日時:令和元年911日(水) 1045-1135
  2. 場所:島根県立隠岐島前高等学校体育館
  3. 講演内容
    演題:「隠岐島前がもたらす未来の希望
    講師:東京大学社会科学研究所 宇野重規教授
    ・専門分野:政治思想史・政治哲学
    ・島根県立大学浜田キャンパス客員教授
    ・島根県立大学初代学長・故宇野重昭氏は宇野教授の父
    参加費:無料
  4. 主催:島根県立隠岐島前高等学校、公立大学法人島根県立大学
     共催:海士町