美保神社の諸手船神事を見学しました
2021/12/3
美保神社では、毎年12月3日に特殊神事である諸手船(もろたぶね)神事が行われています。事代主神が大国主神から国譲りの相談を受け、船を漕いで隠れたという神話に基づく神事です。
今回、古典文学ゼミの学生(3・4年生)と、神事に興味をもつ学生(2年生)とで本神事の見学に行きました。事前のゼミでは、関連する『日本書紀』や『出雲国風土記』の神話、神事の内容や国内における類似の例について学びました。雨の降る中でしたが、神話の受容のかたちを実際に目で見る、貴重な経験となりました。
〈学生からのコメント(要約)〉
・古事記の記述において美保神社との関わりは知っていたが、神事や日本書紀などの記述を予習したことで、理解を深めることが出来た。力強さを感じる神事であった。
・厳かな神事の中でも港町の活気あふれる若者の雰囲気を感じられた。境内で行われていた神事の際も少しざわざわしていた点などから、古くからこんな風に楽しく行われていたのだと想像することができ、楽しかった。