卒業生の声(地域文化学科)

小畑さん私は現在、広島県の高校で国語科教諭として働いています。

大学では、教育や文学を専門的に学びました。大学の講義だけでなく、実際に近辺の高校等で授業を見学したり、授業協議に参加したりする活動も豊富で、それらを通し、教師なってやりたいことも明確にすることができました。その中で、「生徒が主体的に楽しく古典を学べる授業がしたい」という課題について研究し、学んだことは、今現在教師として働く上でも揺るがない軸となり、試行錯誤しながら授業作りに取り組んでいます。

他にも、地域文化学科では、地域創生や民俗学といった様々な分野の学びも得られます。私は広島県出身なので、それらの一環として盛んなフィールドワークを通して、実際に島根の文化に触れたり、地元を俯瞰的に見たりしたことは、各地域の文化が今の私たちの生活に多様に結びついていることを感じられ、とても刺激的で貴重な経験でした。
  
講義と課外活動、いずれも充実している地域文化学科で、楽しい大学生活を送ってください。

 

             広島市立美鈴が丘高等学校勤務 小畑 奏音さん(令和4年3月 地域文化学科卒業)

                 


植田さん私は国際文化コースを選択し、英語の授業を多く履修するようにしていました。リスニングの授業や文学作品を読むなどの様々な授業を通して、特に英語を聞く力と読む力を伸ばすことができたと感じています。また、今まで知らなかった海外の文化についても学んだことで、視野を広げることができて考え方も柔軟になりました。

現在は地元のIT企業で働いています。システム開発で使う技術やツールは海外製が多いため、マニュアルが英語で書かれていたりエラー文が英語で表示されたりするなど、英語に触れる機会が多くあります。

いずれは英語を使用する会議に参加できるようになることが目標です。地域文化学科の授業で学んだことを活かし、今後も英語の勉強を続けていこうと思っています。

 

                   株式会社プロビズモ勤務 植田 華菜さん(令和4年3月 地域文化学科卒業)

                 

 

永島さん私は日本語学研究室に所属し、卒論では小説における比喩の機能について研究しました。小説中の比喩表現がどのような意図で用いられているのか分析するものです。途中で文学の要素も入れた方が研究に厚みが出るということで文学面からもアプローチすることになり、そこで多面的な見方の重要性を知りました。

就活の際、私は自分の中で短所ばかり目立って、自己PRを考えるのに苦戦しましたが、短所も視点を変えれば長所になると気づけました(優柔不断な性格を慎重と言い換えていました)。1つの側面に集中するのも悪くないですが、それで行き詰ったら一度別の側面から物事を捉え直してみるといいと思います。

入学時は文学の研究をしたかった私ですが、ゼミを決めるまでに観光や歴史、異文化など幅広い授業を受け、最終的に最も興味を持った言語学を選びました。島根県立大学では本当に様々な分野が学べるので、積極的に講義を受ければ自分が関心を持って楽しく学べる学問がきっと見つかります。応援しています!

 

                                安来市役所(下水道課)勤務 永島 美緒さん(令和4年3月 地域文化学科卒業)

                  


 

読み聞かせ

私が島根県立大学松江キャンパスで、特に履修してよかったと思っている授業は、読み聞かせの実習です。私はこの授業で、人前で何かする事の苦手意識がなくなったと思います。

授業では、幼稚園や小学校で読み聞かせを行います。人前で話すのは苦手でも、自分の考えを話したり、意見したりする訳ではないし、相手も大人ではないのでリラックスして声を出せるようになったのではないかと思います。

実習前は、他の学生の読み聞かせを聞くので、普段は自分が選ばないような面白い絵本にも出会えます。この授業でたくさんの絵本と出会えたことで、今は保育士さんに「○○が出て来る絵本何冊かありますか?」と聞かれた際も自信をもって紹介出来ています。

 

 

                           雄武町図書館 雄図ぴあ勤務 野村 星歌さん(令和4年3月 地域文化学科卒業)